高麗人参の薬効成分と加工法

高麗人参はセリ目ウコギ科の多年草で、古くから薬草として珍重されてきました。
日本でも現在医薬品として「日本薬局方」に記載されており漢方薬として処方されています。
全体の生産量の7割以上が韓国と中国で栽培されており、日本国内では長野県・福島県・島根県などで栽培されています。

高麗人参の有用な薬用部位とされるのは主に根の部分です。
各種ビタミンやミネラル、アミノ酸なども豊富に含んでいますが、なんといっても高麗人参の薬効成分といえば『ジンセサイド(ジンセノシド)』という成分です。
ジンセノサイドはサポニンの中でも高麗人参特有の成分で、高麗人参種以外の植物には含まれていません。

高麗人参には、天然物と栽培したものとがあります。
天然で自生しているものは最も薬効成分が強いとされますが、採取が困難なため非常に貴重で高価です。
栽培しているものの場合、栽培年数は4~6年ほどで収穫されます。栽培する畑では、高麗人参が生育中に土壌の養分を吸い上げるため、収穫後10年は高麗人参の生育が出来ない土壌になるようです。
また、この栽培年数により高麗人参に含有されるサポニン量に違いが出ます。4年ものよりも6年もののほうが薬効成分が多く含まれ、最上級品とされています。

収穫した高麗人参は加工されますが、加工の仕方にも種類があります。
【水参(すいじん)】収穫後加工されていない生の高麗人参。
【白参(はくじん)】皮を剥いで、天日で乾燥させたもの。
【紅参(こうじん)】水蒸気で一旦蒸した水参を、天日で乾燥させたもの。
薬効成分であるサポニンは人参の皮の近くに多くあるため、白参よりも紅参のほうが含有量が多くなります。また、乾燥させてあるものの方が成分が凝縮されるため、紅参が最も優れた加工法と言われています。

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